1968年10月ネック&1969年ピックアップを使用したサウンド抜群の1969年製リフィニッシュ・ストラトキャスター。
ラージヘッド&ラウンドボードの1968年10月ネックに雰囲気の良いブラックにリフィニッシュされたアルダーボディ、1969年39週生産のグレイボビン・ピックアップ、ハンダによって一部しか見えない1960年代ボリュームポット、1970年製21週生産のCTSポットへ交換されたストラトキャスターとなります。
ネックはこの時期の個体によく見られるナット幅が少し狭く厚みのある握り込みやすいシェイプとなり、当店入荷後に最小限の指板修正を行い牛骨ナット&フェンダー製ヴィンテージタイプフレットへと交換しており、元からネックコンディションは良好なためストレスのないプレイヤビリティが確保されています。
またペグは一度シャーラータイプへと交換後オリジナルへと戻され、ヘッドストックトップには3、4弦用ストリングガイド増設の跡が残っており、ともにネジ穴は埋めて修正されています。
ボディはエルボーコンターに厚みがあり全体的に丸みを帯びたシェイプをしっかりと残してリフィニッシュさえており、リフィニッシュ後弾き込まれ年数が経過しているため雰囲気が良く、コントロールノブ、バックパネル、ブリッジサドルのオクターブスクリュー&スプリングやイモネジ等一部パーツ交換はありますがオリジナル・ブラックボビン・ピックアップと相まってルックス面でも満足度の高い1本です。
ボリュームポットはオリジナルの可能性がありますがトーンポットは1970年製へと交換され、またピックアップセレクターは5-Wayへと交換されているためオリジナルパーツも多く残した実用的なヴィンテージと言えます。
サウンドはまさに1960年代後半から1970年代のロックなトーンを持っており、フルアップ時のジャリッとした抜けの良い音色やファンク系とも相性のよいハーフトーン、ボリュームを絞ったときのジミ・ヘンドリックスに代表される柔らかくメローで澄んだクリーントーンはマーシャルアンプとの組み合わせでこの時期のストラトキャスターでしか出せない皆が憧れるロックサウンドを作り出しており、個体数の少ない1960年代後半のラージヘッド&ローズウッド指板モデルでサウンド重視の方におすすめのプレイヤーズ・ヴィンテージです。
シリアルナンバー:222827
重量:3.43kg
ネックデイト:22OCT68B
ポットデイト:137-6XXX(Vol) 137-7021(Tone x 2)
ピックアップ:1969 Grey Bobbin x 3
ピックアップデイト:9399 x 3
ピックアップ直流抵抗値:フロント:5.92kΩ センター:5.87kΩ リア:5.87kΩ
ネック幅:ナット:40.84mm 5フレット:46.27mm 12フレット:51.44mm
ネック厚:1フレット:22.23mm 5フレット:22.66mm 12フレット:24.16mm
付属品:1960sブラックトーレックスケース
セットアップ時使用弦:D'Addario EXL-110 (0.010-0.046)
中古保証:1年