2021年製マーフィー・ラボ・コレクションのウルトラ・ライト・エイジド仕様となるマエストロ・ヴァイブローラ付き1964 SG Standard Reissueのワンオーナー美品中古。
ギブソン・カスタムショップの立ち上げメンバーであり、ヒストリック・リイシュー初のエイジドモデルとなる1999年40周年記念モデルの1959レスポール・スタンダード・リイシューのエイジド加工を手掛けたトム・マーフィーによる新たなシリーズとなる"Murphy Lab Collection(マーフィー・ラボ・コレクション)"の1964 SG Standard Reissue Ultra Light Agedモデルとなります。
2021年にナッシュビル・カスタムショップ工場内に新たに新設されたMurphy Labでさらなる高みへと昇華させたエイジドモデルはウルトラライト、ライト、ヘヴィー、ウルトラヘヴィーの4段階のレベルで分類され、本機は最も弱いエイジングとなるウルトラライト・エイジド・フィニッシュとなり、経年変化による塗装部分のクラックを再現したウェザーチェックやブリッジ、ヴァイブローラ等ニッケルハードウェアのくすみ、弾き込まれた状態を再現したバインディングエッジ処理等、傷の再現は最小限に抑えながらサウンドや弾き心地はヴィンテージギターのようなフィーリングを持ったエイジド加工が施されています。
エイジング・フィニッシュ以外のスペックもアップデートされており、2019年の1959レスポール・スタンダード60周年モデルで大きなスペック変更を行った内容を1960s仕様で踏襲し、リファインされたヘッドストックのGibsonロゴ&クラウンインレイ、以前よりも黄色味の強いポジションマークインレイ、丸みのあるエッジ処理が施されたノンワイヤーABR-1ブリッジと1960s仕様となるナイロンサドル、アルニコ3マグネットを使用したロウ漬け処理を行わないアンポッテッドのCustombuckerピックアップにLuxe社製ブラックビューティー・コンデンサー・レプリカ、緩やかなカーブの新デザインCTSポット等最新スぺックを採用。
特にアンポッテッドCustombucker、Luxe社製ブラックビューティー&新デザインCTSポットの組み合わせによるトーンの変化は顕著であり、以前のCustombuckerと比べノイズやハウリングへの弱さやトレブリーに感じる点もありますが、より明瞭且つ澄んだ高音域やピッキングニュアンスの再生力、ボリュームやトーンのコントロールによるサウンドメイクが格段に向上しています。
Gibsonロゴ入りの新デザインCTSポットは8~10で急激に変化するボリュームポットと非常に緩やかなカーブ特性のトーンポットへと変更され、Luxe社製ブラックビューティーと相まってボリュームやトーンを絞ることによってゲインや音量、トーンをフレキシブルにコントロールし、特にトーンは高音域を適度にカットしながら中低域は無駄にスポイルされずクリーム期のエリック・クラプトンの代名詞と言えるウーマントーンも見事に再現します。
また特筆すべき点として新たに採用されたAuthentic '64 Medium C-Shapeは最新1959LPスタンダード・リイシューと比べてローポジションのみ僅かに薄いラウンド形状のCシェイプとなり、5フレット以降は同等のネック厚を持っているため、以前の薄く幅広なスリムネックが苦手な方にもレスポールに近いグリップ感で使用できる1960年代の中でも特に太いファットネックを再現しています。
使用感のほとんどない個体のためフレットは出荷時からの減りはほぼ見られず、トラスロッドはトラスロッドナットの頭側から約1mm出ている状態ですが両方向への余裕は十分にありネックの状態も良好なため最新スペックのマーフィー・ラボ・コレクションでありながらお得なワンオーナー美品中古の2021年モデルです。
シリアルナンバー:005532
重量:3.48kg
ピックアップ:Unpotted Custombucker x 2
ピックアップ直流抵抗値:フロント:7.85kΩ リア:7.86kΩ
ネック幅:ナット:42.66mm 5フレット:47.78mm 12フレット:52.38mm
ネック厚:1フレット:22.75mm 5フレット:22.39mm 12フレット:24.98mm
付属品:純正ブラウンケース、ケースキー、認定書、OWNER'S MANUAL(取扱説明書)、GIBSON GOLD WARRANTY、ハングタグ
セットアップ時使用弦:D'Addario EXL-110 (0.010-0.046)
中古保証:1年