LS~TLSシリーズ最上位機種となる完全受注生産の1985年製TLS200 "Love Rock"ロゴモデル。
1977年頃から生産が開始されたLSシリーズは、へッドストックロゴが"Les Paul Reborn"、"Reborn OLD"、 "Love Rock"へと移行されていきますが、本機は LSからTLSへとモデル名が変更された"Love Rock"ロゴ期の1985年製となり、1959年モデルを再現したヴィンテージモデルラインナップの最高峰となる完全オーダー生産モデルとなります。
最上級モデルとして当時のカタログでの表現となるタイガーストライプのセンター2ピースブックマッチの最高級ソリッド・カーリーメイプルトップに、厳選された1ピースマホガニーバック&1ピースマホガニーネック、18度アングルのヘッドストック&最高級ローズウッドを使用したウッドマテリアルに、Dimarzio PAFよりもウォームなトーンを持つセイモアダンカン製SH-1(59 Vintage)を使用し、ブラスサドルを使用したABR-1タイプのブリッジ&アルミテイルピース、ノイズ対策として導電塗料が塗られているコントロールキャビティ内はプリント基板を使用しないワイヤリング配線のアッセンブリーが採用され、各モデルの最上位機種のみで採用されるカシューフィニッシュによるオールドチェリーサンバーストの美しい仕上がりは当時の東海楽器の謳い文句となる不朽の名作の名に恥じないスペックを誇ります。
本家よりも僅かに幅広かつスリムなネックは弾き手を選ばないフィット感を持ち、ミディアムタイプのフレットは上位機種のみとなるエッジドバインディングによる細かい処理が施され、フレット残は8割程度且つトラスロッド、ネックの状態も良く新品時に近いプレイコンディションをキープしています。
また、本家の平均値よりも僅かに深い角度となる18度ヘッドストックアングルにトーカイオリジナル形状のトラスロッドカバー、シングルリングのクルーソンタイプチューナー、指板のディッシュインレイ、さらにはヘッドストックの"Tokai"ロゴはデカールタイプではなく、埋め込み式を採用し東海楽器の徹底ぶりが感じられます。
驚くべき点としてトラスロッドカバー、トグルスイッチ用バックプレート、コントロールバックプレートのネジ回りには工場出荷時に付いていたビニールカバーの一部が残っており、ほとんど開けることもなく使用されてきたことが窺え、打痕や当時のTokaiで見られるヘッドトップとネック裏、ボディサイド部の塗装浮きによる白濁が見られ、気になるダメージとしてはとしてはナット裏ネック部とボディサイドエンド部の塗装部のみのクラックがありますが木部へのダメージはなく、全体的にはカシュー塗装による艶のある質感も残っている極上のコンディションと言えます。
型番特定の判断基準となるヘッドストック裏シリアルナンバー下のモデル・ナンバー・デカールは残念ながら剥がれてしまっていますが、うっすらと"200"の跡が確認でき、ハードケースも純正となる美しいアーチが目を引く"Tokai"ロゴプレート付きのブラウンケースでが付属。
本家を超える完成度と評されることもあり世界中のコレクター垂涎の逸品と言えるLS200のサウンドは優れたサスティーンと粘りのあるミッドレンジ、トーンを絞った際のウーマントーンが素晴らしく、厳選された最上級の木材と拘りの製法&パーツによるジャパンヴィンテージの最上級トーンを堪能できるコレクタブルな1本です。
※ご委託品
シリアルナンバー:5027212
重量:4.56kg
ピックアップ:Seymour Duncan SH-1N & SH-1B
ピックアップ直流抵抗値:フロント:7.37kΩ リア:8.30kΩ
ネック幅:ナット:43.28mm 5フレット:47.98mm 12フレット:52.43mm
ネック厚:1フレット:19.27mm 5フレット:22.24mm 12フレット:23.61mm
付属品:オリジナルブラウンケース
セットアップ時使用弦:D'Addario EXL-110 (0.010-0.046)
中古保証:1年