グローバーペグ&フィギュアードトップによる雰囲気の良い2001年製1958レスポール・スタンダード・リイシュー。
キング・オブ・エレクトリックギター、レスポールモデルのハムバッキングピックアップ、TUONE-O-MATICブリッジの完成系のスペックを持ち、初のサンバーストフィニッシュのカラーリングが採用された1958年レスポール・スタンダードを再現したカスタムショップ製ヒストリックコレクション・モデルとなります。
本機は1999年の40周年記念1959 Les Paul Standard Reissueでリファインされたボディやヘッドストックの形状、ネックセット位置、アニリンダイ&ニトロセルロース・シンフィニッシュによる塗装面の変更等大きなスペック変更を行った仕様が踏襲され、ペグ位置や各パーツ、インレイ等2003年のアップデート前となる仕様ながら良質な木材の使用や太目のネックグリップ等から人気の高い2001年製となり、さらにグローバーペグ、フィギュアードメイプルトップを採用した貴重なスポットモデルです。
トップ材は柾目の木取りによる陰影の強い迫力のあるフレイムが特徴的なメイプルが使用され、フィニッシュカラーは付属となるハングタグ、PRE-PACK CHECKLISTに記載がないため断定できませんが、当時のカタログカラーとなるレモンバーストが経年変化による退色とトップコートの色焼けにより黄色味の強いバタースコッチ系のカラーへと変化した可能性が高く、このカラーリングと相まって重厚な雰囲気を作り出しています。
ピックアップは純正の場合には57Classic、またはBustbucker(1&2 or 2&3)となりますが、両ピックアップの特徴となるベースプレートの「PATEND APPLIED FOR」ステッカーがないため特定できず交換の判断となりますが、直流抵抗値はフロント:7.78kΩ、リア:8.37kΩとBurstbucker 1 & 2と同等の出力を持つPAF系レプリカとなります。
ネックは現行の1958LPリイシューよりも厚みのあるラウンドシェイプとなる通称"Chunky Neck"が採用され、この時期特有の握り応えがあり、サウンドへの影響もあるこのネックグリップを好む1958レスポール好きも多く、しっかりと重量のあるマホガニーと硬いメイプルにより、1958LPリイシューらしいファットトーンを持ちながら生音でも音の跳ね返りが心地良く、アンプにプラグインした際には厚みのある低音と抜けの良い高音のバランスが良く、現行のCustombuckerピックアップと比べると密度が濃くゲインも高いパワフルな王道レスポールサウンドと言えます。
またこの時期のケースはブラックタイプのカスタムショップ製ハードケースとなりますが、59LPリイシューで使用されていたコスタリカ製スリムブラウンケースへと変更されている点もポイントです。
使用感は多く深い打痕や擦り傷は多く、またトップコートの色焼けとアニリンダイフィニッシュによるチェリーレッドカラーの退色も進んでいるためバックカラーはブラウンカラーへと変色しナチュラルエイジングによる使い込まれた良い雰囲気を醸し出していますが、フレットは8割程度残っており、トラスロッド、ネックともに良い状態を維持しているためプレイコンディションは良好と言え、ネックグリップ含め1958レスポールらしい太いレスポールサウンドをお探しの方におすすめの1本です。
※ご委託品
シリアルナンバー:811273
重量:4.15kg
ピックアップ:Unknown
ピックアップ直流抵抗値:フロント:7.78kΩ リア:8.37kΩ
ネック幅:ナット:43.11mm 5フレット:47.59mm 12フレット:52.09mm
ネック厚:1フレット:23.36mm 5フレット:24.25mm 12フレット:25.66mm
付属品:コスタリカ製スリムブラウンケース、ケースキー、ハングタグ、GIBSON GOLD WARRANTY、CUSTOMER CARE GUIDE、取扱説明書、ネック調整用レンチ
セットアップ時使用弦:D'Addario EXL-110 (0.010-0.046)
中古保証:1年