2011年から2015年頃まで生産されたラッカーレリック仕様のKurt Cobain Road Worn Jaguar。
多くの改造が施されカートコバーンの愛機としてイメージの強い本人が所有していた左利き用1965年製ジャガーを、フェンダーメキシコ工場による2009年から新シリーズとして登場した"Road Worn"のレリック仕上げで再現したモデルとなります。
この1965年製ジャガーの特徴はネックにセルバインディングが施され、ポジションマークはパーロイドのドットタイプが使用された通称「バウンドドット」と言われる1965年のみに見られる過渡期仕様のスペックを持ってますがヘッドストックシェイプとFenderデカールはストラトタイプという未だに謎の多いネックに、ピックアップはジャガー専用シングルコイルからディマジオのPAF & Super Distortion、ピックアップ切り替えのスライドスイッチは3点式のトグルスイッチ、コントロールノブはテレキャスター用のドーム型タイプ、ブリッジはギブソン系と言えるAdjusto-Maticタイプ、ペグはクルーソンからゴトー製、さらに3、4弦用のストリングガイドが増設され、激しいプレイとサウンドに耐えうる屈強なモディファイが施されたスペックと言えます。
すでに多くのモディファイが施された状態で入手し、そこからカートがNEVER MINDのレコーディングとツアー、IN UTEROのレコーディングでメインで使用した状態を、まさにツアーで使い込まれたことを意味する"Road Worn"フィニッシュで再現しています。
現在もFenderから傷がなくポリウレタンフィニッシュとなるNOS仕様で生産されていますが、ラッカーフィニッシュ且つレリック仕上げはこの時期のRoad Wornモデルのみのため、非常に人気の高いモデルとなっています。
こちらの個体は2012年製となり、フォトブックは欠品、一部配線修正がありますが、ネック、トラスロッドの状態は良好且つフレットも約9割残っているため演奏面におけるコンディションも良く、ファンならば一度は手にしたい完成度の高い1本です。
シリアルナンバー:MX12007087
重量:3.99kg
ピックアップ:DiMarzio DP103 PAF 36th Anniversary & DP100 Super Distortion
ピックアップ直流抵抗値:フロント:7.60kΩ リア:14.41kΩ
ネック幅:ナット:42.46mm 5フレット:46.90mm 12フレット:51.72mm
ネック厚:1フレット:21.94mm 5フレット:21.80mm 12フレット:23.17mm
付属品:純正ハードケース、ケースキー、メーカー保証書、オーナーズマニュアル、ステッカー、トレモロアーム
セットアップ時使用弦:D'Addario EXL-110 (0.010-0.046)
中古保証:1年