[ヴィンテージ]Martin / 1970年製 000-28 Brazilian Rosewood

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ハカランダ・サイド&バック最終期の1970年初期型000-28。

D-28と並びマーティンの代表機種の一つと言えるドレッドノートよりも小ぶりなボディと24.9インチスケールネック、スプルーストップにローズウッドサイドバックのスペックを持つ000-28。

時代とともに仕様変更を行ってきた000-28ですが、本機は特徴的な丸みを帯びたヘッドストックに「PAT.PEND.U.S.A.」刻印のあるグローバー102ペグ、1 11/16インチのナット幅、スクウェアロッド、ブラックピックガードにローズウッドブリッジプレート等のスペックを持ちます。
ボディトップ材はシトカスプルースとなりますが、サイドバック、ヘッドトップは一般的に1969年までと言われているブラジリアンローズウッドを使用している1970年初期のシリアルナンバーを持つ個体となります。

ネックは僅かにVシェイプの形状で約43mmのナット幅とネックエッジ付近が絶妙に落とされた適度な厚みにより握り込んだ時に見事に手に馴染むネックグリップで、低めの弦高と000のボディサイズによりエレキから持ち替える方でも違和感なくフィットするのも000の魅力の一つと言えます。

また、大切に使用されてきたことが分かり、ナット、フレットは交換され、ネックリセットされているため弦高は6弦:約2.5mm、1弦:約2.0mmでもブリッジサドルは十分な高さが確保され、サドル部分での弦のテンションがしっかりと掛かり、25.4インチのドレッドノートモデルよりも短い24.9インチスケールながら6弦まで張りがありながらサウンドホールからの旨味成分だけが心地良く広がっていく極上の鳴りを堪能できます。

ピックアップを過去に内蔵していた形跡があり、ブリッジサドルは交換され、エンドピンジャック用にエンドホールは広げられていますので再度エンドピンジャックを入れステージで使用する場合には加工なく使用可能となります。

ピックガードはオリジナルの塗り込みタイプでなく、一度交換されていますが、マーチンクラックはなく、サイドバックを含め割れの無い良い状態をキープしており全体がオーバースプレーされていますので演奏面においても今後長く安心してご使用いただける状態です。

D-28よりも生産数が少なく、今後より希少性を増していくハカランダの000-28最終期と言える1970年製のしっかりと修理、調整が行われた個体ですので状態、サウンドともにおすすめの1本です。


シリアルナンバー:256762
重量:1.94kg
ネック幅:ナット:43.12mm  5フレット:48.61mm  12フレット:54.00mm
ネック厚:1フレット:22.42mm  5フレット:23.69mm  10フレット:24.89mm
付属品:Martin現行ハードケース
セットアップ時使用弦:Martin MA540 (0.012-0.054)
中古保証:1年