強烈なファットトーンが特徴の1978年製Distortion +。
それ以前よりもスモールサイズかつモデルごとにカラフルな筐体を使用し、現在のコンパクトエフェクターの原型を作ったとも言えるMXRのディストーションペダル。
それまでのファズ系に対してアンプをフルアップした時のドライブサウンドを再現したペダルであり、音の分離が良く乾いたサウンドは単体での歪み、ブースター的な使用時にもその個性を前面に出し、1970sロックの代表的サウンドを作り出します。
また、OUTPUTの音量が小さいのもこのモデルの特徴で原音と同程度の音量にするのにはOUTPUTを2時以上に上げる必要があり、当時アンプをフルアップしなければドライブサウンドを得られなかったことから小音量でも理想のドライブサウンドが得られるアッテネーター的な意味合いがあった可能性もあります。
こちらの個体はポットデイトが1377801、1377808からCTS社製の1978年1週目、1978年8週目の生産を意味するブロック体のロゴが特徴の1978年製となり、基盤保護スポンジが経年変化によるダメージで溶けたりボロボロになったことから除去され、絶縁用に紙を基盤の上下に入れた状態となります。
一般的なDistortion+ ですと少し粒が粗く、バサバサしたドライブサウンドで高音域の伸びが良い印印象ですが、こちらは中域がとても太く高音は角が取れた甘い輪郭を持ち、非常に太いトーンを持った個体で、TONEのないDistortion+でローミッドよりな個体をお探しの方におすすめです。
OP-IC : UA741CP
POT DATE : 1377801, 1377808
基盤保護スポンジ欠品のため絶縁用紙あり
中古保証:3か月